民法(契約・不法行為・相続)定義問題

民法における「使用者責任」とは何か。その説明として最も適切なものはどれか。

A.使用者が被用者の選任および監督について相当の注意を払った場合でも、被用者の不法行為について使用者は常に責任を負う制度のことをいう。
✗ 民法715条1項但書により、使用者は選任・監督に相当の注意を払ったことを証明すれば免責されます。
B.ある事業のために他人を使用する者が、被用者がその事業の執行につき第三者に加えた損害を賠償する責任のことをいう。← 正解
✓ 正解です。民法715条1項により、使用者は被用者が事業の執行につき第三者に加えた損害を賠償する責任を負います。
C.被用者が業務時間外に行った不法行為についても、使用者が当然に賠償責任を負う制度のことをいう。
✗ 使用者責任は「事業の執行について」生じた不法行為に限られます。業務と無関係な私的行為には原則適用されません。
D.使用者と被用者が共同して不法行為を行った場合にのみ、使用者が責任を負う制度のことをいう。
✗ 使用者責任は使用者と被用者の共同不法行為を要件とせず、被用者単独の不法行為でも成立します。

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